【11.06.14】岩手県大船渡市へ 災対連ボランティア隊の第一弾で-愛労連・筬島直人さん

更なる支援の必要性を痛感

 
 4月初頭に、災対連ボランティア隊の第1陣として岩手県大船渡市へ行ってきました。第1陣ということでしたが、参加人数は10人で、そのうち岩手の参加者は5人と心細い思いで出発しました。しかし、現地への道中でその思いも吹き飛びました。それは、被災地支援に向かう車両の多さに驚いたからです。全国から、様々な分野の人たちが「支援」という共通の目的で集結する光景は、今後多くないであろう経験の一つにとなりました。そんな勇気をもって被災地へ入り、ボランティア活動を開始しました。災対連の本部では、ライフラインや装備が揃っており、まさに至れりつくせりの状況でしたが、被災地の惨状はやはり言葉を失うほどのものでした。そのギャップは不自然なほど現実味を助長しました。「何もしていなくても疲れてしまう」という声も聞こえるほどで、現状を目の当たりにしてみて、その声がずしりと身に染みる感じはしました。
 私が活動した災対連は、全国の労働組合を中心にしたチームとして、組織的な活動を行います。支援では、個人として活動できることももちろんありますが、組織としての活動への需要も多いです。共通の思いをもった仲間とともに活動にとりくむことは現地での心の安定をもたらしてくれました。

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