【07.06.10】恐ろしい安倍の手に渡すわけにはいかない

福田 秀俊 愛労連副議長・共同センター事務局長

 
「変えるな九条、生かそう憲法」の運動は、改憲手続き法が成立し、三年先ではなく、今からのたたかい、運動がどれだけ早く広がるかが問われています。

 戦争を経験した世代は、この運動の中心となって大いに語っています。そして、その世代から戦争の悲惨さを伝え聞かされてきた団塊の世代も、それ相応に戦争に対する反応があり運動を担っています。

 それらの人々より一層、若い層への働きかけが求められています。なにしろ、改憲手続法は、一八歳で国民投票ができるとしましたから、三年後には、現在一五歳中学三年生が投票権者となることを意味します。

 しかも、恐ろしい安倍内閣が教育基本法を改悪し、その具体化として教育三法案により先生も教育委員会も国の言うなりにしようとしています。犬山市教育委員会に対し、「指導と助言」したくて仕方がないのです。その標的はまさに小中学生というこれからの日本を担っていく子どもたちなのです。

 昨年の憲法改悪反対愛知共同センターの会合で、千種の「新日本婦人の会」の方から、高校の門前での「九条を守ろう」の署名の呼びかけに応えてくれる高校生のお話がありました。「子どものしあわせのために」を目的とする新婦人ならでは取り組みとして感心しました。

 閉塞感を抱える若者の争奪戦が始まっているのです。小泉にかすめ取られた人々も痛みに耐えかねています。恐ろしい安倍の手に渡すわけにはいきません。

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