県革新懇ニュース−平民の暮らし

【11.04.09】石川勇吉さん(僧侶・革新・愛知の会代表世話人)

 東日本大震災をうけ、親鸞の御遠忌法要を勤める予定であった真宗大谷派は、3月度を「被災者支援のつどい」に変更した。復興支援や救援金など宗派をあげての行動も始まった。その大震災を「天罰」と言った知事がいた。責任を押しつけられた天に同情し、世間を見下す目線に嫌悪感を覚える。
 「天神地祗も敬伏し、魔界外道も障碍することなし」という一節が『歎異抄』にある。病疫や飢餓、震災などを天地の神々や魔界のなせる技と理解し、祈祷や呪術をもって対処するしか術を知らない時代にあって、親鸞が口にしたのが先の一節である。
 「無明の闇を破する」ことを念仏者の務めとする彼は、天災の解明や災害復興に立ち向かったと想像される。それは、神や魔界とは異なる世界の信心を確立させていった道程でもある。そんな親鸞を偲びつつの私の復興支援活動である。

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