【12.10.10】榑松佐一さん(愛労連議長、革新・愛知の会代表世話人)

 維新の会が「党首に」と声をかけた安倍元首相が自民党の新総裁選に選ばれた。これで消費期限切れの野田、ダメ自民の象徴安倍、復古主義強権の橋下と改憲3党首が勢揃いした。民主党は政党助成金を懐にするためなんとしても大晦日までは持たせたいところだが、次回は落選確実とみられる議員のなかには泥船を脱出し、助け船を探すものも後をたたない。あと9人で衆院過半数割れとなり内閣不信任・解散・総選挙も予断を許さない。
 野田政権で原発、消費税、TPP参加、普天間・オスプレイなど国民の大多数の声に反する政治が行われてきた。そこに領土問題が加わり、さらにこの3人がそろったことで改憲も重大な局面を迎えている。いま、問われるのは誰が政権を担うかではなく、どういう政治が必要かだ。憲法をまもる、まじめでまともな政治が必要だ。

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