【16.08.10】村上俊雄(革新・愛知の会代表世話人・事務室長)

 アベ首相は、選挙中、「アベ政治を許さない」と書かれたうちわを手にした聴衆にこんな言葉をぶっつけた。「私たちを批判ばっかりしている。この選挙を妨害して恥ずかしいと思わないんですか」と(朝日新聞7月15日)。

 「アベノミクス道半ば」ばかり言いつくろって、終生の政治課題というよりも「使命」である改憲に対して一切、口を閉ざした。選挙で3分の2以上の議席を取ると、「我が党の案をベースにしながら、3分の2を構築していくのが政治の技術だ」と本音を語っている。だますことが政治の技術だとか。恥ずかしくないのか。

 党総裁任期は2018年9月まで。17年、憲法審査会で改正内容をつめ、18年、国会で発議して3ヶ月から半年の周知期間が要る。きわめてタイト。
 アベシンゾウ男はどんな奇策、荒技を使うのか。私たちは、改憲阻止するだけではなくアベのクビを取ることをめざす。手がかりは経済の実態にこそある。

このページをシェア