【17.06.10】若者に聞く!「憲法100人アンケート」改憲反対が賛成上回る

愛知県平和委員会青年・学生部 澤村暁世

 平和委員会青年・学生部では、毎年5月3日憲法記念日に「若者に聞く!憲法100人アンケート」を実施しています。今年で22回目を数えます。

 名古屋駅で102人から回答を得ました。平均年齢は18.7歳でした。

「憲法についてどう思うか?」の問いには、変えるべき20・6%、変えるべきでない25・5%と改憲反対が上回りました。
「9条についてどう思うか?」の問いには変えるべき8・8%、変えるべきでない50%と大幅に改憲反対が賛成を上回りました。また、9条2項については、変えるべき12・7%、変えるべきでない52・9%という結果でした。 改憲反対の理由に「戦争したくない」「軍隊を持つと戦争につながる」という意見が多くありました。若者の中に「9条=平和」というイメージが浸透しており、9条改憲が戦争につながるという危機感を持っているのではないでしょうか。
 安全保障関連法が施行され駆けつけ警護任務が付与された自衛隊が初めて海外派遣されました。
今後も自衛隊を海外派遣することへの問いに、派遣すべき26・5%、派遣すべきでない26・5%と同数でした。わからない46・1%でした。
 改憲に対する問いでは改憲反対が賛成を上回りましたが、約半数は「わからない」と答えています。安倍首相は2020年までに改憲の意欲をみせ「改憲の機は熟した」と発言していますが、未来を担う若者はそうではないと考えます。「平和の為にできることがあればやりたいか?」の問いには86・3%がやりたいと答えています。
 平和の取り組みに関心のある若者と一緒に、憲法について考えていきたいです。

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