【10.10.19】わがまちの革新懇 西区革新懇 事務室長 春日一彦

情勢に機敏に応え結成された西区革新懇

 西区に初めて革新懇が結成された年月日などは定かでありませんが、今は亡き中村幸彦さんからは、一九八〇年五月三一日に結成された革新統一愛知懇談会(革新・愛知の会の前身)とほぼ同時に西区革新懇が発足したと聞いています。ですから、激変する情勢に機敏に応えたという輝かしい歴史を持っていたのです。

 しかし残念ながら、十年ほど後から数年間は開店休業の状態が続きました。まだ中村幸彦さんがお元気な頃でしたので、西区の革新的伝統を守る気概に燃えて、再開の準備をされました。
 その努力が実って、一九九八年三月二十九日に再開総会が開かれ、運動が進みました。ある時は宣伝カーで街頭に繰り出して、ガイドライン関連法案阻止を訴えたり、藤前干潟保存運動などにも取り組みました。

 しかしまたもや、二度目の開店休業に陥りました。二度目の開店休業を乗り越えられるか? 
 今度の再開に向けて様々な困難がありました。一昨年から再開の準備を始めましたが、国政選挙が相次ぎ、主要な世話人が選挙活動に多忙となり、準備会が延び延びになってしまいました。しかし、五十数名の会員は、情勢や住民要求に応える活動に取り組んでいました。
 このような中で、ようやく本年六月十九日に二回目の再開総会にこぎつけることができました。総会に参加された人々は、再開に際して「待ってました!」と言わんばかりに革新懇の必要性を訴えられ、全国紙の購読もしたいという熱の入れようでした。

 三度の開店休業にならないためには、革新懇を担う中心メンバーを確保すること(事務室体制の確立)と、「三つの共同目標」を地域の問題・要求に具体化して活動計画を立て、幅広い区民に参加を呼び掛けることであると反省しています。
 他の革新懇の経験・教訓から学びたいと思いますので、どうか今後ともよろしくご教示ください。

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