【18.04.10】佐々木祐恵(真宗大谷派僧侶、革新愛知の会代表世話人)

 4月8日は何の日かご存知でしょうか。約2500年前お釈迦様がお生まれになった日です▼生まれてすぐに「天上天下唯我独尊」と言われました。これは「私一人だけが尊い」という意味ではありません。「唯(た)だ、我、独(ひとり)として尊し」という意味です。条件や能力、他との比較ではなく「そのままの私」「そのままの人」が尊いということです。
 しかし、ことさら差異を強調し人を選別し差別し差別される、そんなことが私たちの社会ではたくさん起きているのではないでしょうか。それを幼稚園という場で表現していたのが、あの幼稚園でした。「人が尊い」とは真逆、差別の心を植え付け、為政者におもねる教育をしていました
 そして、それを絶賛した首相夫妻。尊いのは私だと誤った末の姿でないでしょうか。本当に尊いのは何かに気が付かれることを願います。

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